横浜市で不用品買取含む区画整理時の解体事例(木造2階建て27坪)

横浜市神奈川区の木造2階建て住宅
施工日 2018年2月
解体費用総額 175万6,292円
都道府県 神奈川県
所在地 横浜市
坪数 27坪
構造 木造2階建て/住宅
築年数 28年
施工期間 7日

今回は神奈川県横浜市神奈川区の区画整理で行われた「大量の不用品処分を伴う木造2階建て住宅の解体工事」の事例をご紹介します。

運営者 稲垣

今回のご相談は、区画整理で引き渡し期限が残り1ヶ月という案件で、最大の悩みは「建物内に残された大量の不用品処分」でした。
解体と片付けを同時に進める負担を、「買い取り」を活用することでコスト削減と安心の両立を実現しました。

この記事の制作チーム

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中野 達也監修者

一般社団法人あんしん解体業者認定協会 理事

中野 達也(なかの たつや)

解体工事業の技術管理者であり、解体工事施工技士を保有。2011年に解体業者紹介センターを鈴木佑一と共に創設。2013年に一般社団法人あんしん解体業者認定協会を設立し、理事に就任。めざまし8(フジテレビ系列)/ひるおび(TBS系列)/ 情報ライブ ミヤネ屋(日本テレビ系列)/バイキングMORE(フジテレビ系列)など各種メディアに出演。

稲垣 瑞稀運営責任者

「スッキリ解体」編集長

稲垣 瑞稀(いながき みずき)

解体業界専門のWebメディアでWebディレクターとして6年以上、企画・執筆・編集から500社以上の解体業者取材まで、メディア運営のあらゆる工程を経験。近年は解体の前段にある空き家問題(管理・解体・補助金・税制)にも取材領域を広げている。正しい情報が届かず困っている方を助けたいという想いから、一個人の責任と情熱で「スッキリ解体」を立ち上げ、全記事の編集に責任を持つ。

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目次

横浜市神奈川区 27坪木造2階建て住宅の解体事例解説

解体依頼の背景

依頼主であるHさんは、実家が区画整理の対象となり、土地の引き渡し期限まで残り1ヶ月という状況でした。

一番の悩みは、家の中に残された大量の不用品。自分たちだけでは到底片付けが間に合わず、かといって解体業者にすべて任せると処分費が高額になってしまう――そんな板挟みの状況下で、精神的にも大きなご負担を感じていらっしゃいました。

そのためHさんは、「期限を守りながら、できるだけ処分費を抑えたい」というご希望をお持ちでした。

解体工事のポイント

区画整理による期限が迫り、かつ大量の不用品処分を伴う今回のケースでは、解体業者の「作業の段取り」「費用削減の具体的な提案」などが重要です。

  • 不用品処理と解体を同時並行で進められるよう段取りが組まれているか?
    搬出と解体準備を効率よく組み合わせ、限られた期間の中で無駄なく工程を組める体制が整っているかが問われます。
  • 費用を抑える具体策を提示できる提案力があるか?
    処分一択ではなく、再利用や買い取りの可能性を確認したうえで、現実的なコスト圧縮案を示せるかどうかがポイントです。
  • 区画整理のルールを理解し、引き渡し基準まで見据えて対応できるか?
    基礎の撤去漏れやガラの埋め戻しの有無などを確認し、行政検査に通る状態まで整えられるかが重要です。
運営者 稲垣

上記3つのポイントに加え、業者に不用品処分や区画整理に伴う解体の実績があるかを確認すると、よりスムーズで安心な工事が期待できます。

見積もりの結果

解体業者へ現地調査を依頼した結果、A社に提示された見積費用総額は175万6,292円でした。

A社の見積書

見積書
見積書
見積書

見積書のポイント

今回の見積もりで焦点となったのは「不用品の処分費」です。現地調査の結果、家の中には4tトラック7台分の荷物があることが判明し、当初の不用品処分費は25万円と見積もられていました。

しかし、買い取りを組み合わせることで7万円の減額が実現し、最終的な不用品処分費は18万円まで抑えられました。

運営者 稲垣

とくに不用品の量が多い場合は、すべてを一括で処分するのではなくHさんのように「価値のあるもの」と「処分するもの」を分けて対応することで、結果的に数十万円単位の費用差が生まれる可能性があります。

業者選定の決め手

Hさんがこの業者を選んだ理由は、金額の安さだけではありませんでした。

現地調査の際には建物の測量だけでなく荷物整理にも協力するなど、期限が迫る状況に寄り添った対応がありました。また、不用品の搬出から解体完了までの具体的な工程表を提示し、期限内に終えられる見通しを明確に示してくれたことが最終的な決め手となりました。

運営者 稲垣

もちろんコスト削減も大切ですが、区画整理では何よりも期限内に確実に引き渡すことが最優先です。
そのためには見積もり金額だけで判断するのではなく、事前に具体的な工事スケジュールまで共有してもらうことが重要です。

施工中の現場写真

① 不用品・内装材の撤去

廃材を収集運搬車に積み込む様子

まずは膨大な不用品の搬出からスタートします。4tトラック7台分という物量でしたが、買い取り業者の査定と並行して進めることでスムーズに仕分けを進めます。その後、畳や石膏ボードなどの内装材を一つひとつ手作業で撤去します。

② 重機による躯体解体

重機解体の様子

内装が空になった段階で重機を搬入します。現場はもともと山を切り開いた土地で周辺が畑に囲まれていたため、重機の操作がしやすい環境でした。壁などの破片が飛び散らないよう、しっかりと散水しながら解体を進めます。

③ 廃材の分別

解体によって生じた廃材は現場で細かく分別します。木材・瓦・金属・コンクリートなど種類ごとに収集運搬車へ積み込みます。この丁寧な分別が、最終的な処分コストを抑えるポイントです。

④ 整地・引き渡し

工事完了後の現場の様子

すべての建物を撤去した後、土の中に木くずやコンクリートの破片が残っていないか入念に確認・清掃を行います。最後に重機で地面を平らにならし、綺麗な更地として仕上げました。

工期は7日間で、区画整理の引き渡し期限内に無事完了しました。

お客様の声

「期限が1ヶ月と迫るなか、片付けも思うように進まず本当に不安でしたが、A社は家具の移動まで手伝ってくれるほど親身に対応してくれました。思い出の品の買い取りで負担も軽くなり、無事に引き渡しを終えられてホッとしています。」

Hさんは、区画整理の引き渡し期限が迫る中、不用品の買い取りによって費用負担を軽減できたことに大変満足されていました。

スッキリ解体からのアドバイス

今回Hさんは、不用品処分への対応に加え、区画整理の期限厳守によってトラブルを回避できました。

区画整理に伴う解体では、工期管理に加え、公的なルールに基づく事項にも注意が必要です。

行政と確認すべきポイント
  • 補償金の支払い時期と割合は明確か?
    自治体により異なりますが、一般的には契約後に約8割、解体完了(立ち退き完了)の現地確認後に残りの約2割が支払われます。自己資金の立て替えを最小限にするための資金計画を立てましょう。
  • 抵当権者の同意は得られているか?
    建物に抵当権が設定されている場合、原則として債権者(金融機関等)の同意がないと解体できません。事前に権利関係を整理しておく必要があります。
  • 業者選定の方法は整理できているか?
    自分で移転しない場合、行政が代行する「直接施行」という選択肢もありますが、その場合は補償金が支払われません。信頼できる業者を自分で探して補償金の範囲内で解体を進めることで、金銭的な負担を抑えられます。
運営者 稲垣

Hさんの事例では、行政と補償条件や施工範囲を事前に確認したうえで、着工前に行政担当者・施主・解体業者の三者で現地確認を行っていました。
制度面の整理に加え、現地で「何を壊し、何を残すか」を共有しておくことが区画整理地でのトラブル防止につながります。

まとめ

今回の解体事例では、区画整理の期限が1ヶ月後に迫る中、7万円の費用削減と期限内完工を実現しました。

ポイントは、「不用品の一部を買い取りに回したこと」「区画整理の条件を工事前に明確にしたこと」です。

運営者 稲垣

最後に、横浜市は場所によって道路の広さや周辺環境が大きく異なります。立地条件に合わせた適切な業者選びが大切です。

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