今回は埼玉県さいたま市見沼区で行われた「建て替えに伴う木造2階建て住宅の解体工事」の事例をご紹介します。
運営者 稲垣今回ご紹介するのは、建て替えに伴い地鎮祭まで約2ヵ月という限られた期間の中で、「新築スケジュールに間に合わせながら、解体費用も抑えたい」という案件。
現地調査で解体業者に気になるポイントをヒアリングしておくのが重要です。
監修者
運営責任者「スッキリ解体」編集長
稲垣 瑞稀(いながき みずき)
解体業界専門のWebメディアでWebディレクターとして6年以上、企画・執筆・編集から500社以上の解体業者取材まで、メディア運営のあらゆる工程を経験。近年は解体の前段にある空き家問題(管理・解体・補助金・税制)にも取材領域を広げている。正しい情報が届かず困っている方を助けたいという想いから、一個人の責任と情熱で「スッキリ解体」を立ち上げ、全記事の編集に責任を持つ。
さいたま市見沼区 33坪木造2階建て住宅の解体事例解説
解体依頼の背景
依頼主であるKさんは、さいたま市にあるお母様が住む実家を建て替えるため、解体工事を計画していました。
新築工事を施工予定のハウスメーカーの解体工事の見積もりが予算を大きく超えたことから、費用を抑えるためにご自身で解体業者を探すことに。
しかし、新築工事のスケジュールはすでに確定しており、地鎮祭まで約2ヵ月と余裕がない状況でした。
そのため、期限内に工事を完了できることに加え、屋根に含まれるアスベストへ適切に対応できる業者選びが条件となりました。
運営者 稲垣このように工事ごとに専門業者に分けて発注することで、余計な中間マージンを削減する方法を「分離発注」と言います。
解体工事のポイント
地鎮祭まで約2ヵ月以内で解体工事を完了させるためには、「工程管理が徹底されていること」と「アスベスト対応の実績があること」を兼ね備えた業者選びが重要です。
- 工期を明確に提示してくれるか?
新築スケジュールが確定している場合、解体の遅れはそのまま建築工事全体の遅延につながります。着工日から完了予定日までを具体的に示し、工程表を提出してくれる業者を選びましょう。 - アスベスト対応の実績があるか?
屋根材にアスベストが含まれる場合、事前調査・届出・適切な撤去作業が必須です。資格や施工実績を明確に説明できる業者であるかを確認することが大切です。 - 行政手続きや近隣対応を任せられるか?
アスベスト関連の届出や近隣への事前説明が不十分だと、工事停止やクレームにつながる可能性があります。手続き・挨拶まで一括対応できる業者だと安心です。 - トラブル発生時の対応方針が明確か?
天候不良や想定外の撤去物が出た場合でも、新築工程に影響を出さない調整力が求められます。事前に対応方針を説明してくれる業者を選びましょう。
運営者 稲垣アスベストの取り扱いは厳しく管理されているため、アスベスト除去の実績がある業者を選ぶことが大切です。
なお、アスベストについては以下の記事にて詳しく解説しているのであわせてご覧ください。

見積書のポイント
Kさんが依頼した解体業者の見積金額は152万円で、当初ハウスメーカーから提示されていた金額よりも費用を抑えられました。
今回の見積もりでは、単に解体費用が抑えられた点だけでなく、「工期が11日間と明確に設定されており地鎮祭に間に合うスケジュールであること」が確認できた点が重要なポイントです。
また、見積もりの段階で以下の工程表を提出してもらえたことも、安心して依頼を決められた要因となりました。

見積もりを依頼してから解体業者が決定するまで、わずか1週間ほどでした。
解体工事の見積書では、金額の安さだけで判断するのではなく、工期・対応可能な工事内容・現地調査時の説明の丁寧さまで含めて総合的に判断することが、安心して依頼できる業者選びにつながります。
施工中の現場写真
①解体前の様子

作業前には、ホコリや木くずの破片などが飛び散らないように養生シートを張ります。
②重機による解体

屋根にはアスベストが含まれていました。アスベスト除去工事には、解体工事業の資格・許可に加えて国への届出や専門的な対応が必要となります。今回依頼した解体業者は、アスベスト除去工事の資格も有していたため、一括して対応できました。
運営者 稲垣なお、アスベスト除去の資格・許可を持たない業者へ依頼する場合は、まず専門業者によってアスベストの除去を行い、その後に解体工事をする流れとなります。
③整地・ハウスメーカーの確認

建物と瓦礫を撤去した後は、最後に敷地を整地します。
とくに新築を建てる場合は、この整地作業が非常に重要です。地中に大きな瓦礫やコンクリート片が残っていると、後の基礎工事に支障が出る可能性があります。
整地完了後にハウスメーカーの担当者に「問題がない」と判断してもらい、無事に解体工事が完了しました。
お客様の声
「地鎮祭まで約2ヵ月という限られた期間の中で不安もありましたが、予定通りに解体工事が完了しました。無事に新しい家が建てられる見通しが立ったことで母も喜んでおり、安心して次の工程へ進められました。」
Kさんは、限られた工期とアスベスト対応という条件の中でも、適切な業者選びによって予定通り解体工事を完了し、安心して建て替えへ進められました。
スッキリ解体からのアドバイス
ハウスメーカーと解体業者の連携は、建て替えのプロジェクトの中でトラブルが起きやすく、かつ最も重要な工程です。
分離発注は費用を抑えられる一方で、施主自身が確認すべき点が増えるため注意しましょう。
- 新築工事のスケジュールに間に合う工期が設定されているか
- 解体業者が必要な資格・届出(アスベスト等)に対応できるか
- ハウスメーカーとの工程連携が可能か
運営者 稲垣整地後は、必ずハウスメーカーに現地の状態を確認してもらいましょう。事前に「この状態で問題ない」と確認を得ておくことで、後に基礎工事で残置物が見つかった場合でも、追加費用について交渉しやすくなります。
まとめ
今回の解体事例では、2ヵ月という限られた期間の中でも適切な業者選びを行ったことで、解体工事からその後の建て替え工事までスムーズに進められました。
ポイントは、「分離発注により解体費用を抑えられたこと」「工期や対応内容を明確に提示できる解体業者を選定したこと」です。
そのため、新築スケジュールに遅れを生じさせることなく工事を完了でき、安心して次の建築工程へ移行できました。
運営者 稲垣解体工事では、金額の安さだけでなく、工事計画や現場対応まで含めて総合的に判断することが、後工程のトラブル防止につながります。ぜひご希望の地域で解体業者を探してみてください。


