松戸市の相見積もりで費用減の解体事例(軽量鉄骨造2階建て住宅24坪)

松戸市相見積もりで費用減の解体事例(軽量鉄骨造2階建て住宅24坪)のサムネイル
施工日 2018年10月
解体費用総額 133万3,584円
都道府県 千葉県
所在地 松戸市
坪数 24.5坪
構造 軽量鉄骨造2階建て/住宅
築年数 45年
施工期間 約10日

今回は千葉県松戸市で行われた「土地売却に伴う軽量鉄骨造2階建て住宅の解体工事」の事例をご紹介します。

運営者 稲垣

今回ご紹介するのは、「工事の適正価格を知り、費用を抑えて信頼できる業者に依頼したい」という案件。複数業者の見積もりを正しく比較・検討することが重要です。

この記事の制作チーム

全員を見る 閉じる
中野 達也監修者

一般社団法人あんしん解体業者認定協会 理事

中野 達也(なかの たつや)

解体工事業の技術管理者であり、解体工事施工技士を保有。2011年に解体業者紹介センターを鈴木佑一と共に創設。2013年に一般社団法人あんしん解体業者認定協会を設立し、理事に就任。めざまし8(フジテレビ系列)/ひるおび(TBS系列)/ 情報ライブ ミヤネ屋(日本テレビ系列)/バイキングMORE(フジテレビ系列)など各種メディアに出演。

稲垣 瑞稀運営責任者

「スッキリ解体」編集長

稲垣 瑞稀(いながき みずき)

解体業界専門のWebメディアでWebディレクターとして6年以上、企画・執筆・編集から500社以上の解体業者取材まで、メディア運営のあらゆる工程を経験。近年は解体の前段にある空き家問題(管理・解体・補助金・税制)にも取材領域を広げている。正しい情報が届かず困っている方を助けたいという想いから、一個人の責任と情熱で「スッキリ解体」を立ち上げ、全記事の編集に責任を持つ。

丸山 夏実執筆

「スッキリ解体」専属ライター

丸山 夏実(まるやま なつみ)

「”わからない”という不安を、”わかった!”の安心に変えるお手伝いをします。」

はじめて解体工事に直面する方の不安な気持ちに、誰よりも共感することを大切にするライター。数多くの業者インタビューや専門勉強会を通じて、プロの専門用語を一般の方にもわかりやすく伝える。読者と同じ目線に立ち、一緒に不安を解決していくパートナーのような記事作りを信条としている。

全員を見る
目次

松戸市 24.5坪軽量鉄骨造2階建て住宅の解体事例解説

解体依頼の背景

依頼主であるFさんは、土地の売却が決まった空き家の解体を予定。

不動産会社から提示された見積もりが想定よりも高額だったため、費用の適性を調べた上で信頼できる業者を選びたいというご希望でした。

また、買い手が決まっているため、期限内にきれいな更地に仕上げる必要がありました。

解体工事のポイント

Fさんのご希望通り「費用を抑えた解体工事」を行うためには、以下のポイントをおさえた業者選びが必要です。

1. 依頼先の選定(中間マージンの削減)

  • ハウスメーカーや不動産会社を通さず、直接解体業者に依頼する。
  • 必ず複数の業者で「相見積もり」を行い、適正価格を見極める。
運営者 稲垣

解体費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」が基本です。解体業者の選定をハウスメーカーや不動産会社に任せると手間は省けますが、「中間マージン」と呼ばれる手数料が上乗せされるため、費用が割高になりがちです。

2. 軽量鉄骨造に適した業者選び(専門性の重視)

軽量鉄骨造を含む鉄骨造の費用相場は、木造よりも高く、RC(鉄筋コンクリート)造よりも安くなる傾向にあります。(木造より強固で切断用アタッチメントなどが必要になるが、RC造ほどの大規模な重機や人員は不要なため)

軽量鉄骨造の解体を依頼するには、以下の条件を満たす業者を選ぶことでコストダウンが期待できます。

  • 専用重機の保有
    鉄骨切断用のアタッチメントなど、必要な重機を自社保有している(リース費用の削減と効率化)。
  • 豊富な実績
    軽量鉄骨特有の構造を理解しており、スムーズかつ安全に解体できる技術力がある。
運営者 稲垣

業者が保有している重機や実績は、業者のWebサイトやネットの口コミ(体験談)などで確認できます。

なお、鉄骨造の解体費用相場についてより詳しく知りたい場合はこちらの記事をあわせてご覧ください。

相見積もりの結果

3社の解体業者の見積費用総額を比較した結果、費用総額は 「A社141万8,904円」「B社137万1,600円」「C社133万3,584円」 でした。

A社の見積書

A社の見積書

B社の見積書

B社の見積書

C社の見積書

C社の見積書

見積書比較のポイント

最高額のA社と最安値のC社では総額が8万円以上も違い、坪単価には6,300円の差がありました。

坪単価の計算方法

坪単価とは、建物解体費一坪あたりの費用のことで 「建物本体工事費 ÷ 坪数 = 坪単価」 で計算できます。

■A社

A社の見積書
A社の見積書

【建物本体工事費】

見積もり項目「軽量鉄骨住宅解体費用」の97万2,000円です。

【坪数】

見積りの単価が坪数ではなくm2で表記されているため、まず坪数に換算します。

単価が坪数ではなくm2で表記されている場合は、m2を坪に換算して計算します。m2から坪に換算するには、m2数に「0.3025」を掛けます。

〇〇m2×0.3025=〇〇坪

77.76m2×0.3025=23.5224

この計算に当てはめると、A社の坪数は23.5坪(小数点第1位未満切り捨て)です。

【坪単価】

本体工事費97万2,000円を坪数23.5坪で割ります。

97万2,000円÷23.5坪=4万1,361.7021円

したがって、A社の坪単価は4万1,300円(百円未満切り捨て)です。

■B社

B社の見積書
B社の見積書

【本体工事費】

見積もり項目「軽量鉄骨造2階建上物解体処分」「内部造作解体処分」「基礎解体処分」を合算します。

基礎解体費は、本体工事費に含まれる建物解体費の一部です。基礎部分から出る廃材は、他の建物部分から出る廃材と種類が異なり分別が必要なため、見積もり項目が分けて記載されることがあります。

58万8,000円+18万1,700円+14万4,300円=91万4,000円

したがって、B社の本体工事費は91万4,000円です。

【坪数】

B社の坪数は24坪です。

【坪単価】

本体工事費91万4,000円を坪数24坪で割ります。

【坪単価】

本体工事費91万4,000円を坪数24坪で割ります。

91万4,000円÷24坪=3万8,083.3333円

したがって、B社の坪単価は3万8,000円(百円未満切り捨て)です。

■C社

C社の見積書
C社の見積書

【建物本体工事費】

軽量鉄骨造住宅解体処分の875,000円です。

【坪数】

C社の坪数は25坪です。

【坪単価】

C社の坪単価は、見積もり項目「軽量鉄骨造住宅解体処分」の単価3万5,000円です。

坪単価計算のポイント

  • A社のように見積書の単位が「m2」になっている場合は、「m2数 × 0.3025」をすると坪数に換算できます。
  • B社のように「内部造作解体費」や「基礎解体費」が分けて記載されている場合は、それらも本体である建物の解体費にあたるため、「建物本体工事費」に合算します。

※「基礎解体費」は業者によっては「建物本体工事費」に含めない(地中障害物として別途請求する等)ケースもあります。基本的には合算して比較しますが、内訳の定義は業者ごとに異なるため、事前に業者へ確認しておくと確実です。

FさんがC社に坪単価が安い理由を尋ねると、「鉄骨造の解体に精通している」「自社で専門重機を保有している」点が作業の効率化に繋がり、人件費やリース費を削減できるためと明確な回答が得られました。

その説明に納得したFさんは、C社への依頼を決めました。

運営者 稲垣

相見積もりをした結果、他社に比べてあまりにも安い場合は「なぜその金額になるのか」と質問し、安さの根拠を説明してもらうのが重要です。

施工中の現場写真

① 足場設置・養生

工事前の現場の様子

解体工事が始まる前には、「建設業許可」または「解体工事業登録」の許可証を見やすい場所に掲示します。また、隣家との境には養生シートを張り、粉塵の飛散や騒音を抑制します。

② 重機による躯体解体

重機解体の様子

熟練のオペレーターが重機を使って慎重に解体を行います。重機の先に取り付けるアタッチメントを的確に使い分け、効率よく作業を進めます。

③ 清掃作業

清掃の様子

重機やトラックの出入りで前面道路が汚れた際には、その都度、作業員がきれいに掃除を行います。近隣への配慮を欠かさないことがスムーズな工事に繋がります。

④ 整地・引き渡し

解体工事後の更地

建物の撤去が終わった後、地面を平らにならして完了です。きれいな更地に仕上がりました。

お客様の声

「不動産屋に紹介された業者の見積もりが高くて驚きましたが、相見積もりをしたおかげで納得のいく金額で工事ができました。C社は見積もりの内容も明確で、質問にも丁寧に答えてくれたので最後まで安心して任せられました。」

Fさんは、相見積もりによって適正価格を見極め、納得感のある金額で解体できたことに大変満足されていました。

スッキリ解体からのアドバイス

今回Fさんは、「相見積もり」を行うことで解体費用の妥当性を判断しようと努めました。

複数社の見積もりを比較する際は、以下のポイントに注意しましょう。

  • 坪数の相違: 業者によって現地調査での計測方法が異なるため、見積書に記載される坪数に誤差が生じることがあります。後日追加工事が発生しないよう、解体範囲をあらためて業者へ確認しましょう。あらかじめ図面を提出しておくと防げる場合もあります。
  • 坪単価の計算:m2表記の場合は坪数に換算し、基礎解体費などが別項目になっている場合は合算します。坪単価を計算することで「建物本体工事費」の比較がしやすくなります。
  • 安すぎる見積もり:極端に安い場合は、処分費などを不正に削っている可能性も考えられるため、納得できる理由を説明できるか確認しましょう。
運営者 稲垣

見積書の書式は業者によってさまざまです。比較する場合は自分で坪単価を計算するなど、同じ基準に揃えることが大切です。見積書の内容で気になる点があったら、遠慮せずに解体業者に確認しましょう。

まとめ

今回の解体事例では、Fさんが納得する価格でスムーズに解体工事ができました。

ポイントは、「相見積もりをしたこと」「坪単価を比較し金額の妥当性を見極めたこと」「軽量鉄骨造の解体に精通する業者を選んだこと」です。

不動産会社の紹介だけに頼らず自分で複数社を比較検討したことが、納得のいく業者選びとコストカットに繋がりました。

運営者 稲垣

少しでも解体費用を抑えるには、複数社の見積もりを正しく比較することが重要です。ぜひご希望の地域で解体業者を探してみてください。

目次
無料電話相談 0120-274-438 8〜20時/土日祝も対応 かんたん1分 無料一括見積はこちら