渋川市で倒壊の恐れがある物置3棟の解体事例(木造2.5坪、6坪、7.5坪)

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施工日 2017年8月
解体費用総額 64.8万円
都道府県 群馬県
所在地 渋川市
坪数 2.5坪、6坪、7.5坪
構造 木造物置3棟/物置小屋
築年数 45年
施工期間 約7日

今回は群馬県渋川市で行われた「老朽化した木造物置小屋3棟の解体工事」の事例をご紹介します。

運営者 稲垣

今回ご紹介するのは、「老朽化した物置小屋をスピーディーかつ費用を抑えて解体したい」という案件。工期を短縮するための解体業者選びや、現地調査への立ち会いがポイントです。

この記事の制作チーム

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中野 達也監修者

一般社団法人あんしん解体業者認定協会 理事

中野 達也(なかの たつや)

解体工事業の技術管理者であり、解体工事施工技士を保有。2011年に解体業者紹介センターを鈴木佑一と共に創設。2013年に一般社団法人あんしん解体業者認定協会を設立し、理事に就任。めざまし8(フジテレビ系列)/ひるおび(TBS系列)/ 情報ライブ ミヤネ屋(日本テレビ系列)/バイキングMORE(フジテレビ系列)など各種メディアに出演。

稲垣 瑞稀運営責任者

「スッキリ解体」編集長

稲垣 瑞稀(いながき みずき)

解体業界専門のWebメディアでWebディレクターとして6年以上、企画・執筆・編集から500社以上の解体業者取材まで、メディア運営のあらゆる工程を経験。近年は解体の前段にある空き家問題(管理・解体・補助金・税制)にも取材領域を広げている。正しい情報が届かず困っている方を助けたいという想いから、一個人の責任と情熱で「スッキリ解体」を立ち上げ、全記事の編集に責任を持つ。

丸山 夏実執筆

「スッキリ解体」専属ライター

丸山 夏実(まるやま なつみ)

「”わからない”という不安を、”わかった!”の安心に変えるお手伝いをします。」

はじめて解体工事に直面する方の不安な気持ちに、誰よりも共感することを大切にするライター。数多くの業者インタビューや専門勉強会を通じて、プロの専門用語を一般の方にもわかりやすく伝える。読者と同じ目線に立ち、一緒に不安を解決していくパートナーのような記事作りを信条としている。

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目次

渋川市 木造物置小屋3棟の解体事例解説

解体依頼の背景

依頼主であるTさんは、実家で農業を営んでいた際に使用していた物置小屋3棟(2.5坪、6坪、7.5坪)を解体する計画を立てました。

3棟の物置小屋はいずれも老朽化が激しく、倒壊を心配したTさんは、台風の時期に差し掛かる前のスピーディーかつ費用を抑えた解体をご希望でした。

また、長年放置した物置小屋の中や周りに大量に残された農具をまとめて撤去してくれる業者を探していました。

解体工事のポイント

「短期間で解体を終わらせたい」「物置のような小規模な建物を安く解体したい」場合、以下のポイントが重要です。

  • 現地調査の立ち会いで認識のズレを防ぐ
    見積もりを出すには、業者が現地の状態(物置の材質、サイズ、周辺環境、残置物の有無など)を確認する「現地調査」が不可欠です。依頼主も立ち会うことで業者との食い違いを防ぎ、担当者の対応から業者の信頼性を確認できます。
  • 工期を短縮できる業者を選ぶ
    急ぎの場合は、スケジュールに空きがある業者を探すだけでなく、「物置の解体実績が多くノウハウが充実している」「自社で重機を保有しておりリースの手間がない」などの特徴を持つ業者を選ぶとスムーズです。
  • 物置内の不用品(残置物)を減らしておく
    物置の中には農機具などの不用品(残置物)が多く残っているのが一般的です。これらを業者が処分すると運搬費などで割高になるため、自身で処分できるものは自治体の回収などを利用し計画的に処分しておくと費用を削減できます。
運営者 稲垣

急ぎの工事を希望する場合も、現地調査にはできる限り立ち会い、解体範囲や敷地の境界線の確認をしっかり行うことが、後のトラブル防止につながります。

相見積もりの結果

2社の見積もりを比較した結果、費用総額は「A社:69万5,520円」「B社:64万8,000円」でした。

A社の見積書

A社の見積書。「1.解体工事費」「2.残置物撤去処分費」などの項目に分かれて金額が記載されている。見積総額は「695,520円」。

B社の見積書

B社の見積書。各物置ごとの解体費用と残置物処分費が記載されている。見積総額は「648,000円」。

見積書比較のポイント

2社の見積額には約5万円の差がありました。

A社は建物の大きさを「坪」で表記しており、坪単価は18,000円〜20,000円でした。

一方、B社は「m2(平米)」表記でした。これを坪に換算(m2×0.3025)すると、坪単価は約11,600円〜11,700円で、A社よりも割安でした。

TさんがB社に安さの理由を尋ねると、「若い職人が多く作業が早いため、工期が短縮でき人件費を抑えられるから」との回答でした。台風が迫り解体を急いでいたTさんは、迅速な対応が期待できるB社に依頼を決めました。

運営者 稲垣

見積書で「坪」と「m2」の単位が異なる場合は、換算して単価を揃えると正確に比較できます。また、若手中心の業者はコストや工期を抑えられるメリットがありますが、事前に実績や資格を確認し、安全管理体制が徹底されているかをチェックするのも重要です。

施工中の現場写真

①着工前の準備(残置物撤去)

各物置小屋の外観を4か所で撮影した画像が4分割で1枚にまとまっている。一番小さい2.5坪の物置は異なる角度から2枚撮影されている。いずれも外壁は青色で、物置周辺には農具や廃材が積まれている。
4か所で撮影された画像が4分割で1枚にまとまっている。物置の前に積まれた廃材(古い薪や使われなくなった廃材、伐採した木の枝など)が写っている。

放置された物置小屋の中や周りには、使わなくなった農機具や廃材がたくさんありました。これらの残置物を手作業で分別し、撤去・処分するところから始まります。

②屋根や本体の解体作業

解体工事中の様子。すでに屋根が撤去され空が見える状態。壁と床だけになった物置の内側に、解体後の廃材や残置物の薪や丸太が積まれている。

残置物を撤去した後、屋根の解体から順次進めていきます。老朽化した木材だけでなく、中にあった薪や丸太なども木の廃材と一緒に適切に処分されました。B社の強みであるスピーディーな作業で、3棟の解体がテンポ良く進みました。

現場では雨が降っていましたが、経験豊富な作業員が安全確認を行いながら手際よく解体を進めました。

③施工後の様子

解体工事後の更地の様子。雨が降っているため、整地された土は濡れている。
解体工事後の更地の様子。雨が降っているため、整地された土は濡れている。

基礎の撤去と整地作業を終え、3箇所ともきれいな更地に仕上がりました。台風の時期が来る前に無事に引き渡しが完了しました。

お客様の声

長年放置していた物置小屋で、強風のたびに倒壊しないかヒヤヒヤしていました。急ぎの依頼だったにもかかわらず、現地調査から見積もり、そして実際の工事までとてもスピーディーに対応していただき感謝しています。若い職人さんたちの手際が良く、あっという間に更地になり、費用も予算内に収まって大満足です。

Tさんは、希望通りの短期間で解体が完了し、不安が解消されたことに大変満足されていました。

スッキリ解体からのアドバイス

今回は「台風前の急ぎの解体」という状況下で、工期短縮とコストダウンを両立できた成功事例でした。

物置解体コストダウンのポイント
  • 解体時期に余裕を持つのがベスト
    今回は運良くスピーディーな業者が見つかりましたが、通常は希望時期の3ヶ月前には見積もり依頼をするのが理想です。
  • 「時期はお任せ」で安くなることも
    もし解体に期限がない場合は、「業者の手が空いている時期(閑散期)にお任せする」という条件で依頼すると、通常よりも安く施工してもらえる可能性があります。
  • 物置の土台(基礎)の作りに注意
    簡易的なブロック基礎か、しっかりしたコンクリート基礎かによって土台の撤去費用が大きく変わります。現地調査の際に業者と一緒に確認しましょう。
運営者 稲垣

解体工事は天候に左右されやすいため、直前の依頼にはリスクが伴います。今回は無事に間に合いましたが、使わなくなった物置や倉庫などは、早めに解体や整理を計画することをおすすめします。

まとめ

今回の解体事例では、複数業者の見積もりを比較し、目的に合った業者を選ぶことで希望の期間内に費用を抑えて物置小屋の解体を完了できました。

ポイントは、「現地調査に立ち会って事前の相互確認を徹底したこと」「工期を短縮できる得意分野を持った業者を選んだこと」です。

小さな物置小屋も、業者選びや事前の準備を丁寧に行うことが、満足のいく解体工事につながります。

運営者 稲垣

業者を選ぶ際は、金額の安さだけではなく、ご自身の希望(スピード重視、丁寧さ重視など)に合った強みを持つ業者を見極めることが大切です。ぜひ、余裕を持ったスケジュールで、信頼できる解体業者を探してみてください。

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