大分県由布市の解体業者4社を比較|費用相場と地域の解体事情
由布市で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
由布市に所在する4社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「由布市の解体費用相場」や「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「由布市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
由布市の解体工事事情と地域特性
由布市の概要
由布市は、大分市のベッドタウンである「挾間」、農村地帯の「庄内」、国際観光都市の「湯布院」という、3つの異なる顔を持つ地域です。
由布市は、2005年に挾間町、庄内町、湯布院町が合併して誕生した市です。そのため、同じ市内でもエリアによって街の性格が大きく異なります。
大分市に隣接しベッドタウンとして機能する「挾間地域」、過疎化と高齢化が進む農村地帯の「庄内地域」、そして全国有数の温泉地として厳しい景観規制が敷かれる「湯布院地域」。この3つの特性を理解することが、工事計画を立てる上での大前提です。
市の総人口は約3.2万人(2020年時点)で減少傾向にあり、特に庄内地域では高齢化率が47.4%に達するなど、空き家の増加が深刻な課題になっています。
地形・道路事情と解体費用の傾向
山々に囲まれた盆地や山間部が多く、狭い道路や冬季の凍結が重機の搬入を難しくするため、解体費用が割高になる傾向があります。
- 地形の特徴:由布岳をはじめとする山々に囲まれた盆地や山間部で構成されています。庄内町や湯布院町の山間集落は、平地が少なく斜面を切り開いて造成された宅地が多いのが特徴です。加えて、湯布院盆地では秋から冬にかけて深い朝霧が発生するため、作業時の視界不良にも注意が求められます。
- 道路事情:庄内・湯布院エリアの山間部には、トラックがすれ違うのも難しい幅4m未満の狭い道や、急な坂道が多く存在します。主要幹線である「やまなみハイウェイ(県道11号)」は標高が高く、冬季(11月~4月頃)は路面凍結や積雪による通行規制が頻繁に発生します。
- 費用への影響:大型重機が入れない現場では、小型重機を使ったり手作業で壊したりする必要があり、2tダンプで何度も往復して廃材を運び出すことになります。結果として、工期と費用が標準の1.5倍から2倍に膨らむケースも珍しくありません。さらに、冬季の通行規制は資材や廃棄物の運搬で大幅な迂回が必要になるため、運搬費の増加に直結します。
運営者 稲垣2023年の災害は記憶に新しく、由布市、特に山間部での工事は土砂災害のリスクを軽視できません。私がこれまで見てきた業者選びの失敗例で多いのが、ハザードマップの確認だけで現地の斜面状況を詳しく説明しないケースです。見積もりの際に「現場裏の斜面に崩落の兆候はありませんか?」と質問し、明確に答えてくれる業者を選ぶことが、安全な工事の第一歩です。
2023年の地滑り災害の教訓と土砂災害リスク
2023年に湯布院町で発生した大規模な地滑り災害の教訓から、由布市での工事では土砂災害警戒区域の確認と、現場の背後にある斜面の状況把握が絶対に欠かせません。
由布市は地質的に火山噴出物が堆積したエリアが多く、土砂災害のリスクが高い地域です。実際に2023年6月から7月にかけて湯布院町川西地区で発生した大規模な土砂崩れでは、住宅1棟が全壊し、住民1名が亡くなるという痛ましい被害が出ました。
この災害の復旧工事には約半年と約3億4,800万円もの費用がかかり、地域に大きな爪痕を残しています。この教訓から、解体や造成工事をする際は、ハザードマップで土砂災害警戒区域(イエローゾーン)や特別警戒区域(レッドゾーン)を必ず確認することが重要です。
特に庄内町の山間部などで広範囲に指定されており、現場の背後にある斜面に崩れた跡や水が湧き出ている場所がないかなど、業者による慎重な現地調査が求められます。
解体工事・空き家対策の補助金
由布市には老朽化した空き家の解体を対象とする補助金制度がありますが、年度ごとに予算が限られているため、早めに申請準備を始めることが採択の鍵です。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| 由布市老朽危険空き家等除去推進事業 | 費用の1/2以内(上限50万円) | 周辺環境に悪影響を及ぼす恐れのある、老朽化した危険な空き家の解体。※家財道具などの処分費は対象外です。 |
| ブロック塀等撤去補助事業 | 費用の1/2以内(上限10万円) | 道路に面した危険なブロック塀などの撤去。 |
これらの補助金は、予算の上限に達し次第、受付を終了する先着順になることが多く、工事契約前の申請が必須です。申請には市の担当者による事前調査と危険度判定が必要になるため、新年度が始まる前の冬の間に準備を進めておくことが採択の鍵です。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
由布市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
市内でコンクリートガラなどは処理できますが、木くずや混合廃棄物は市外への長距離運搬になる可能性が高く、運搬費が見積もりに大きく影響します。
由布市内の廃棄物処理は、湯布院町にある株式会社スギタ環境などでコンクリート塊やアスファルト塊を受け入れています。しかし、解体工事で大量に出る木くずや混合廃棄物、石膏ボードなどを処理できる大規模な施設は市内に限られています。
そのため、大分市内の処理施設まで運搬する必要が生じる可能性が高いでしょう。湯布院や庄内の現場から大分市までは片道1時間以上かかる場合もあり、運搬コストが割高になる傾向があります。
また、湯布院の中心市街地では観光シーズンやイベント時に交通規制が敷かれるため、搬出計画を立てる際は事前の確認と配慮が不可欠です。
運営者 稲垣由布市での解体工事は、挾間・庄内・湯布院というエリアごとの特性を理解することが大前提です。特に、2023年の災害を教訓とした土砂災害リスクへの配慮、湯布院地区の厳しい景観条例への対応、そして冬季の道路凍結を考えた工程管理が成功の鍵です。
由布市の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 29,400円 | 23,300~35,400円 |
| 鉄骨造 | 42,800円 | 42,800~42,800円 |
| RC造 | 76,000円 | 52,000~100,000円 |
| 内装解体 | 45,100円 | 24,800~75,100円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
由布市の解体業者一覧
由布市の解体業者、全4社をご紹介します。
有限会社スギショー
有限会社スギショーは、由布市湯布院を拠点とする解体工事業者です。大きな特徴として、代表自らがYouTubeチャンネルを運営し、工事の進め方やスタッフの人柄などを公開しています。事業内容は解体工事にとどまりません。工事で発生した廃棄物の再資源化から、太陽光発電所の設置、自然石を使った外構工事まで、解体後の土地活用を幅広く手掛けています。建物を解体して終わりではなく、その後の計画まで一貫して相談することが可能です。
- 代表自らが登場するYouTubeでの情報発信
- 由布市で初の「ユースフル認定」を取得
- 解体から廃棄物の再利用、土地活用まで一貫して対応
株式会社ダイユウ建設
株式会社ダイユウ建設は、大分市で解体や土木工事を手掛ける会社です。特徴は、有資格者が現場を直接管理する体制にあります。「1級土木施工管理技士」や、アスベスト対策に必要な「石綿作業主任者」といった国家資格を持つ社員が在籍しています。工事は下請けに任せず、自社で保有する重機を使い、資格を持つ社員が一貫して施工・管理を行います。そのため、現場ごとの品質が安定し、安全管理が行き届きやすい体制が整っています。
アスベストを含む建物の解体では、専門知識を持つ人が現場を管理しているかが重要です。特に「石綿作業主任者」が在籍していることは、業者選びの安心材料の一つになります。資格を持つ社員が直接現場を見ることで、法律を守った安全な作業はもちろん、施主や近隣住民の健康への配慮も期待できます。自社で一貫して管理する体制は、そうしたリスク管理の面で評価できるポイントです。
- 「1級土木施工管理技士」「石綿作業主任者」など専門資格者の在籍
- 下請け業者に委託しない自社施工・自社管理体制
- 自社保有の重機による一貫した現場対応
株式会社秋吉組
株式会社秋吉組は、1969年に創業した総合建設業です。長年にわたり大分県内の公共工事を手掛けてきました。大きな特徴は、解体で出た廃棄物をリサイクルする自社の「中間処理場」を持っている点です。これにより、廃棄物の収集運搬から最終的な処分までを一貫して自社で管理しています。外部の業者を挟まないため、中間マージンを抑えることができ、不法投棄といったトラブルの心配も少なくなります。
解体工事を依頼する際、廃棄物が最終的にどこで処理されるのかは、確認しておきたい大切なポイントです。処理を外部の業者に委託する場合、万が一不法投棄などの問題が起きると、施主が責任を問われる可能性もゼロではありません。その点、秋吉組のように自社で中間処理場まで持っている業者であれば、廃棄物の収集から処分までの全工程を自社で管理するため、処理ルートが明確です。誰が責任を持って処理しているかがはっきりしているので、安心して任せやすいでしょう。
- 廃棄物を自社でリサイクルする中間処理場を保有
- 収集運搬から処分まで一貫対応し、不法投棄のリスクを低減
- 創業55年以上、公共工事の実績多数
株式会社スギタ環境
株式会社スギタ環境は、由布市湯布院を拠点とするスギショー・グループの企業です。グループ内で解体とリサイクルを専門に手掛けています。解体工事に使う重機や運搬車両はすべて自社で保有しているため、機材のレンタル費用といった中間マージンが発生しません。また、解体現場で出たコンクリートガラを「再生クラッシャーラン」という資材に加工し、製品として販売しています。廃棄物として処分するのではなく、新たな製品にすることで処分費用を抑えています。このように、グループ内で一貫して対応し、廃棄物を再資源化する仕組みによって、費用を抑えた解体工事を可能にしています。
解体工事の見積もりでは、建材などの廃棄物を処分するための費用が大きな部分を占めます。多くの業者はこの処分を専門の会社に依頼しますが、スギタ環境は、グループ内で廃棄物を「再生クラッシャーラン」という製品に変えています。これは、通常は費用を払って「処分」するものを、自社で「販売」できる製品にしているということです。この仕組みがあるため、廃棄物の処分コストを大幅に削減でき、それが工事費用にも反映されやすくなります。環境への負担を減らしながら、費用の面でもメリットを生み出す合理的な体制といえるでしょう。
- スギショー・グループの一員として解体とリサイクルを担当
- 重機や運搬車両を自社保有し中間マージンを削減
- 解体で出たコンクリートを再生資材として製品化
由布市の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
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それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
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いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体
【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。
解体工事を依頼する際、「どんな人が作業に来るのだろう」と不安に思う方は少なくありません。同社のように、YouTubeで代表やスタッフの顔が見える情報を公開していると、事前に会社の雰囲気を知ることができます。普段は見えにくい工事の様子や、どんな職人さんが働いているのかがわかる点は、安心して相談するための判断材料になります。会社の仕事に対する姿勢が伝わってくることは、信頼できる業者を選ぶ上で参考になるポイントと言えるでしょう。