北海道釧路市の解体業者4社を比較|費用相場と地域の解体事情
釧路市で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
釧路市に所在する4社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「釧路市の解体費用相場」や「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「釧路市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
釧路市の解体工事事情と地域特性
釧路市の概要
かつて石炭と水産業で栄えた釧路市ですが、現在は人口減少が進み、街のあり方が変わろうとしている時期にあります。
北海道の東部に位置する釧路市は、「石炭」と「水産」を柱として発展してきた街です。
しかし、主要産業の規模が小さくなるにつれて人口の減少が続き、2024年の初めには16万人を下回りました。
街の成り立ちが独特で、石炭産業が盛んだった頃にできた急な坂の多い住宅街と、湿地を埋め立てて作られた平らな土地という、二つの顔を持っているのが特徴です。この違いが、解体工事の計画に大きく関わってきます。
地形・道路事情と解体費用の傾向
釧路市では、旧炭鉱エリアに見られる急な坂道や狭い道路、そして湿地帯だったエリアの軟弱な地盤といった地区ごとの特性が、解体費用を大きく左右する要因です。
- 地形の特徴:市街地は、石炭を増産するために丘を切り開いて作られた「春採」「興津」などの傾斜地と、釧路湿原につながる湿地を埋め立てて宅地にした「鳥取」「大楽毛」などの軟弱地盤エリアに大きく分けられます。
- 道路事情:特に旧炭鉱エリアは丘陵地に作られたため、道幅が4メートルもない狭い道路や急な坂道が多く、中にはトラックが入れず階段しかない場所の住宅も少なくありません。
- 費用への影響:傾斜地の狭い道では重機が入れず、手作業での解体や小型トラックでの廃材搬出が必須です。そのため、費用が通常の1.5倍から2倍に膨らむこともあります。一方で、軟弱地盤のエリアでは、安全な足場を組むための対策や、地中に残った古い杭の撤去で追加費用が発生する可能性があります。加えて、北海道特有の冬の工事(11月中旬〜4月中旬)は、除雪費用や作業効率の低下から、15%〜25%ほど費用が上乗せされるのが一般的です。
運営者 稲垣私がこれまで見てきた炭住解体のトラブルで最も多いのが、隣家との費用負担をめぐるものです。「言った・言わない」を防ぐためにも、解体業者には必ず間に入ってもらい、補修範囲や費用について書面で取り決めを交わしてくれる、経験豊富な業者を選んでください。
旧炭鉱住宅(炭住)の解体を阻む、特有の課題
市内に残る旧炭鉱住宅、いわゆる「炭住」は壁を共有する長屋形式が多いため、解体するには隣家への配慮や複雑な権利関係の整理といった、特有の難しさが伴います。
釧路市の解体で特に注意が必要なのが、市内各地に残る旧太平洋炭礦の社宅、通称「炭住」の扱いです。これらはコストを抑えるため、複数の家が壁を一枚で共有する「長屋」として建てられました。
その後、炭鉱の合理化で従業員に売却されましたが、一戸だけを壊す「切り離し解体」には、大きな課題があります。
隣の家とつながっている壁や屋根を切り離す場合、残るお宅のために新しい外壁を作ったり、雨漏りを防ぐ防水処理をしたりといった補修工事が欠かせません。この費用をどちらが負担するのか、所有者同士の話し合いがまとまらず、工事が進まないケースは非常に多いです。
さらに、所有者が市外に引っ越して連絡がつかない、相続登記がされないまま放置されているなど、権利関係が複雑化し、解体したくてもできない家が増えているのも深刻な問題です。
解体工事・空き家対策の補助金
釧路市では、倒壊などの危険がある老朽化した空き家について、解体費用の一部を補助する制度があります。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| 老朽危険空家等除却費補助金 | 解体工事費の1/3以内(上限30万円) | 市の事前調査で「不良住宅」と判定された、市街化区域などにある1年以上居住のない空き家。申請者は個人の所有者で市税の滞納がないこと。施工業者は釧路市内に事業所を有することなど。 |
※上記は2025年度(令和7年度)の情報です。2025年12月25日現在、仮申請の受付は終了しました。来年度以降の制度については、市の公式発表を必ずご確認ください。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
釧路市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
解体工事で出た廃棄物は、法律に従って正しく処理しなければなりません。釧路市内では、民間の処理施設などがその役割を担います。
解体工事で発生したコンクリートガラや木くずといった産業廃棄物は、株式会社釧路厚生社など、市内の民間中間処理施設へ運び込まれます。
一方で、家の中に残された家具や家電などの家財道具は「一般廃棄物」の扱いです。これらは所有者ご自身で、釧路広域連合の清掃工場へ持ち込むこともできます。
ただし、解体で出た柱や壁といった建築廃材を、一般ごみとして清掃工場に持ち込むのは絶対にやめてください。これは不法投棄とみなされるため、厳しく禁止されています。
運営者 稲垣釧路市で解体工事を成功させる鍵は、ご自身の土地が丘陵地か、それとも湿地を埋め立てた土地かという特性をまず理解することです。そして、特に旧炭鉱住宅(炭住)の場合は、隣家との合意形成や権利関係の整理といった特有の問題に、早めに取り組むことが何より重要です。
釧路市の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 30,000円 | 30,000~30,000円 |
| 鉄骨造 | 42,100円 | 30,300~53,600円 |
| RC造 | 56,900円 | 55,800~57,900円 |
| 内装解体 | 39,100円 | 34,100~44,200円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
釧路市の解体業者一覧
釧路市の解体業者、全4社をご紹介します。
丸伊北海興業株式会社
丸伊北海興業株式会社は、1974年に釧路市で設立された総合建設業者です。同社の特徴は解体工事から産業廃棄物の収集運搬、自社の中間処理場での処分までを一貫して手掛けている点です。全ての工程を自社で管理するため、工事の品質やスケジュールを管理しやすくなります。個人住宅だけでなく、大型ビルや公共事業といった規模の大きな解体工事も手掛けてきました。また、様々な種類の重機を自社で保有しているため、現場の状況に合わせた工事の進め方が可能です。
- 1974年設立、公共工事も手掛ける実績
- 解体から中間処理までを自社で完結する一貫体制
- 様々な現場に対応できる、自社保有の多様な重機
遺品整理のエイガン
遺品整理のエイガンは、代表が約15年間神主を務めた経歴を持つ会社です。そのため遺品の仕分けだけでなく、処分に困りがちな神棚・仏壇・人形などの供養も正式な作法に則って依頼できます。供養は自社のお焚き上げ所で行われ、その費用は基本料金に含まれています。また、遺品整理後の解体や不動産売却まで一括で任せられるため、複数の業者に依頼する手間が省けます。解体を前提とした方向けのプランも用意されています。
遺品整理では家具や家電だけでなく、神棚・仏壇・人形といった処分に迷う品が出てくることがよくあります。そうした品をどう扱えばよいか分からない場合に、代表が元神主であるという点は業者を選ぶ上での一つの判断材料になります。宗教的な作法を理解している専門家に正式な供養まで任せられることは、精神的な負担の軽減につながります。物理的な片付けと気持ちの整理を分けて考えたくない人にとって相談しやすい業者の一つです。
- 神職資格を持つ元神主が代表を務め、神棚・仏壇の供養(魂抜き)にも対応
- 基本料金内でお焚き上げまで行う自社供養所を完備
- 遺品整理から解体、不動産売却までを一括で依頼可能
資源再生開発株式会社
資源再生開発株式会社は、解体工事に加えて遺品整理と特殊清掃も自社で行っています。「遺品整理士」や「事件現場特殊清掃士」といった専門資格を持つスタッフが在籍しているため、孤独死などの事情を抱える現場にも対応が可能です。残置物の整理・清掃・建物の解体までを一つの窓口で依頼できるため、複数の業者と個別に連絡を取る手間がありません。事前の片付けが不要なので、遠方に住んでいる場合やすぐに現地へ行けない状況でも相談できます。
解体業者に「事件現場特殊清掃士」が在籍している点は業者選びの参考になります。一般的に、特殊な清掃と建物の解体はそれぞれ専門の業者に依頼する必要がありますが、同社は両方を自社で完結できます。これは、どのような状態の建物であっても最後まで対応するという姿勢の表れとも考えられます。特に精神的な負担が大きい状況で複数の業者との調整をせずに済むことは、依頼主にとって安心材料です。
- 解体・遺品整理・特殊清掃のワンストップ対応
- 遺品整理士・事件現場特殊清掃士などの専門資格保有者が在籍
- 有価物の買取額を解体費用から相殺可能
西興建設株式会社
西興建設株式会社は1967年に設立された釧路市の建設会社です。50年以上にわたり、地域に根ざした事業を展開しています。主な受注先には北海道・釧路市・北海道電力ネットワーク株式会社などが名を連ねており、公共工事の実績が豊富です。官公庁からの工事を継続的に受注するには、技術力・安全管理体制・経営状況などについて厳しい審査基準をクリアする必要があります。同社が長年にわたり公共事業を手掛けていることは、その信頼性の高さを示していると言えます。また、1級建築士や1級建築施工管理技士をはじめとする国家資格の保有者が多数在籍しており、技術的な専門性の高さがうかがえます。
官公庁は工事を依頼する会社に対して、技術的な水準はもちろん、安定した経営状況や厳格な安全管理体制を求めます。入札参加には厳しい資格審査があり、誰もが受けられるわけではありません。西興建設のように長年にわたって公共工事を請け負っている会社は、それらの基準を継続的に満たし続けているということになります。そのため、個人が住宅の新築やリフォームを依頼する際にも安心して相談しやすい会社の一つです。
- 北海道や釧路市など官公庁からの豊富な受注実績
- 1級建築士や1級建築施工管理技士など、計8種の有資格を取得
- 公共工事で培った技術を活かした住宅建築
釧路市の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
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それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
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いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体
【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。
解体工事を依頼する際、廃棄物がきちんと処理されるかは気になる点です。万が一、不法投棄などが発生すると依頼主が責任を問われる可能性もあります。その点、自社で廃棄物の「中間処理場」まで保有している業者であれば安心材料の一つになります。解体で出た廃棄物が最終処分場へ運ばれるまでの流れを自社で直接管理できるからです。丸伊北海興業も、そうした一貫体制を持つ業者の一つです。廃棄物処理の工程が明確なため、安心して工事を任せられます。