鹿児島県志布志市の解体業者3社を比較|費用相場と地域の解体事情
志布志市で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
志布志市に所在する3社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「志布志市の解体費用相場」や「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「志布志市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
志布志市の解体工事事情と地域特性
志布志市の概要
志布志市は、国際的な港を中心とした物流拠点と、広大なシラス台地に広がる農村地帯という、二つの顔を持つ街です。
鹿児島県大隅半島の東部に位置する、人口約2万8000人の街です。国際的な物流拠点である「志布志港」があり、飼料輸入を支える畜産業と、日本有数のお茶の産地としての農業、この二つの産業が街を支えています。
そのため、解体工事の目的もエリアによって大きく異なります。山間部では管理が行き届かなくなった空き家を処分する工事が多い一方、中心部や港の周辺では、古くなった建物を建て替えるための解体工事が中心です。
地形・道路事情と解体費用の傾向
水を含むと崩れやすいシラス台地特有のリスクと、昔ながらの城下町に残る狭い道が、解体費用を高くする主な原因になっています。
- 地形の特徴:市の大部分を占めるシラス台地は、乾いているときは固いのですが、一度水を含むと非常にもろくなり、一気に崩れる危険な性質を持っています。特に台地の端にある崖地では崩落リスクが高く、海沿いの低い土地では水害などにも注意が必要です。
- 道路事情:旧城下町の志布志麓(ふもと)地区周辺には、敵の侵入を防ぐためにわざと見通しを悪くした昔ながらの道が残っています。中には道幅が2〜3mしかない場所もあり、解体工事の大きな障害となります。
- 費用への影響:崖地での工事では、崩落を防ぐための特別な養生や、振動の少ない重機を使う必要があり、その分費用が上乗せされます。また、道が狭くて4トントラックが入れない現場では、小さなトラックで何度も廃材を運び出す「小運搬(こうんぱん)」という作業が発生します。これにより運搬費と人件費が通常の数倍に跳ね上がるケースも珍しくありません。
運営者 稲垣私がこれまで見てきたご相談の中でも、この「がけ条例」関連のトラブルは特に深刻です。「解体すれば土地が売れると思ったのに、再建築不可と言われて塩漬けになった」というケースが後を絶ちません。だからこそ、解体見積もりの段階で、擁壁の安全性や条例について具体的に説明し、解体後の活用方法まで一緒に考えてくれる、経験豊富な業者を選ぶことが何よりも大切です。
シラス崖のリスクと「がけ条例」がもたらす解体のジレンマ
シラス台地の崖に建つ家は、解体すると県の「がけ条例」によって新しい家が建てにくくなるという問題を抱えており、これが解体の大きな壁になっています。
志布志町帖地区など、崖の上に建つ住宅の多くは、現在の基準を満たしていない古い擁壁(ようへき)の上にあります。
もし、こうした建物を解体して更地にしてしまうと、鹿児島県の建築基準法施行条例、通称『がけ条例』が適用されます。その結果、新しい家を建てるには、崖から十分な距離を空けるか、数百万から一千万円もの費用をかけて頑丈な擁壁を造り直さなければなりません。
土地の値段よりも擁壁工事の費用が高くなってしまうため、解体することで逆に資産価値が下がってしまうというジレンマが生まれます。だからこそ、固定資産税の優遇を受けるために、危険な空き家をそのまま放置せざるを得ない所有者が多いのです。解体を考えるなら、まずこの法的な制約を理解しておくことが何よりも重要です。
解体工事・空き家対策の補助金
倒壊の危険があると市に認定された「危険空き家」の解体や、空き家バンクに登録する際の家財処分に対して、市の補助金制度が利用できます。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| 危険廃屋解体撤去補助事業 | 上限15万円〜30万円 | 志布志市内に存在する物件であること。 |
| 志布志市空き家バンク登録促進事業補助金 | 家財道具処分費用の1/2以内(上限10万円) | 空き家バンクに登録された物件であること。 |
| 危険ブロック改修・撤去助成事業 | 対象経費の50%以内(上限15万円) | 通学路などに面した危険なブロック塀で、市内の登録工事店が施工すること。 |
補助金を利用するには「市の交付決定が出る前に、工事契約や着工をしてはいけない」といった厳しいルールがあります。検討している方は、必ず工事を始める前に市の担当窓口で最新の情報を確認してください。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
志布志市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
市内に最終処分場がなく、隣の曽於市まで長距離運搬する必要があるため、解体費用に含まれる運搬コストが高くなる傾向にあります。
解体で出た木くずなどは、隣の曽於市にある「曽於地区広域施設組合」の施設まで運ばなければなりません。志布志市の中心部からだと片道30分以上かかるため、1日に運べる回数が限られ、その分運搬費が割高になりがちです。
一方で、コンクリートガラなどの産業廃棄物は市内の民間施設で処理できますが、受け入れ基準が年々厳しくなっています。そのため、工事現場での丁寧な分別作業が不可欠です。
運営者 稲垣志布志市で解体工事を成功させるには、まずシラス台地の崖崩れリスクと、それに伴う「がけ条例」の規制を正しく理解することが不可欠です。特に崖の上の物件は、解体後の土地活用まで考えて計画を立てる必要があります。旧市街地の狭い道や処分場までの運搬費といった、費用が上がりやすい要因も踏まえた上で、こうした地域の事情に詳しい業者を選ぶことが、失敗しないための鍵です。
志布志市の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 30,600円 | 24,400~36,700円 |
| 鉄骨造 | 28,700円 | 28,000~29,500円 |
| RC造 | 62,800円 | 62,500~63,000円 |
| 内装解体 | 38,600円 | 26,500~64,600円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
志布志市の解体業者一覧
志布志市の解体業者、全3社をご紹介します。
有限会社コーケンサービス
有限会社コーケンサービスは、30年以上にわたり産業廃棄物処理を手掛けてきた会社です。最大の特徴は、解体工事で発生した廃棄物を自社で収集運搬し、中間処理施設でリサイクルまで行う一貫体制を整えている点です。自社で処理工程を完結できるため、不法投棄などのリスクを抑えられます。また外部業者への中間マージンが発生しないため、その分の費用を抑えた解体工事が可能です。対応エリアは南九州4県に及びます。
- 解体から収集運搬、中間処理、リサイクルまでの一貫体制
- コストと環境負荷を低減する自社中間処理施設を保有
- 南九州4県(鹿児島、宮崎、熊本、福岡)での産業廃棄物処理に対応
株式会社谷口建設
株式会社谷口建設は、道路やインフラ整備といった公共工事を数多く手掛ける総合建設業者です。公共工事で求められる厳しい安全基準や施工技術は、個人の住宅解体においても同様に適用されます。そのため、住宅密集地など慎重な作業が求められる工事も安心して任せやすいでしょう。また、解体後の土地の造成や新築工事まで一貫して対応できるため、複数の業者に依頼する手間が省けます。解体だけでなく、その後の土地活用まで見据えている場合に相談しやすい業者です。
業者選びの際に、公共工事の実績があるかどうかは一つの判断材料になります。公共工事の入札に参加するには、会社の経営状況や技術力、法令を守る姿勢など、事前に厳しい審査をクリアしなければなりません。継続的に公共工事を請け負っているため、それらの基準を満たし続けているといえます。会社の安定性などを自分で調べるのは難しいですが、こうした実績は、安心して依頼できる業者かどうかを見極める上で参考になる情報です。
- 公共工事で求められる技術力と安全管理体制
- 解体から造成・舗装・新築まで一社で担うワンストップ対応
- 九州から沖縄まで対応する広域な事業規模
坪山建設有限会社
坪山建設有限会社は、1968年から志布志市で事業を続ける建設会社です。リフォーム専門のブランド「つぼりの」も手掛けており、ウェブサイトではデザイン性の高い施工事例を多数確認できます。同社の特徴的な点は、ウェブサイト上で工事費用の目安を公開していることです。これにより、問い合わせ前に大まかな予算を把握できます。解体からその後のリフォームまで一貫して依頼できる会社です。
工事を依頼する際、多くの人が不安に感じるのが費用面です。坪山建設は、自社のウェブサイトにリフォーム等の工事費用の目安を掲載しています。事前に概算費用が分かるため、利用者は問い合わせの前に予算計画を立てやすくなります。また価格を公開しているため、料金体系が明確であるといえるでしょう。安心して相談できる業者かどうかを見極める上で、こうした情報の透明性は一つの判断材料になります。
- 1968年から志布志市で続く建設業
- デザイン性の高いリフォームブランド「つぼりの」を運営
- ウェブサイトに工事費の目安を明記
志布志市の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
-
「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
-
それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
-
いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
-
相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体
【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
-
問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
-
いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。
解体工事で出た廃棄物の処理責任は、法律上、工事を依頼した施主にも関わってきます。そのため、廃棄物が最終的にどう処理されるかは、業者選びの重要なポイントになります。多くの業者は廃棄物処理を外部に委託しますが、コーケンサービスは自社で中間処理まで行います。全ての工程を自社で管理しているため、依頼者が知らないうちに不適切な処理に加担してしまうリスクを減らせます。解体後のことまで考え、安心して任せられる業者を探している方にとって、参考になる仕組みです。