広島県広島市中区の解体業者2社を比較|費用相場と地域の解体事情

広島市中区で信頼できる解体業者をお探しの方へ。

広島市中区に所在する2社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。

そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「広島市中区の解体費用相場」「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。

下の「広島市中区の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。

稲垣 瑞稀

この記事の案内人・編集長

稲垣 瑞稀

解体業界で6年間働く中で感じた『正しい情報が届かない』というもどかしさから、全記事の企画・編集に責任を持っています。専門家への直接取材を通じ、業界経験者として分かりやすい情報提供をお約束します。

目次

広島市中区の解体工事事情と地域特性

広島市中区の概要

広島市中区は、太田川デルタに広がる行政と商業の中心地です。市内でも特に人口密度が高く、常にどこかで建物の建て替え、つまり解体工事が行われています。

広島市中区は、太田川が作ったデルタ地帯に広がる、まさに広島市の中心部です。行政、商業、文化といった主要な機能が集まっています。

わずか15.32平方キロメートルのエリアに約14万人が暮らしており、その人口密度は市内でも群を抜いています。そのため、街の発展に伴って建物の解体や建て替えが絶えず行われているのが実情です。

特に、住まいのうち借家が6割を超えるため、アパートやマンションの建て替え需要が、この地域の解体工事の主な理由となっています。

地形・道路事情と解体費用の傾向

太田川デルタ特有の水分を多く含んだ地盤と、江波・舟入地区などに多い狭い道が、中区の解体工事費用を押し上げる主な要因です。

  • 地形の特徴:エリア全体が太田川の河口にできたデルタ地帯のため、水分を多く含んだ軟弱な地盤でできています。地下水位がとても高く、地震の際には液状化のリスクも指摘されています。そのため、地下室の解体や基礎杭の撤去では、地盤沈下を防ぐための特別な工法や排水対策が必要になります。
  • 道路事情:昔ながらの漁師町や住宅地として発展してきた江波、舟入、吉島といった地区には、道幅が4メートルに満たない狭い道が網の目のように広がっています。
  • 費用への影響:道が狭いと大型の重機やダンプカーが現場に入れません。そのため、小型の重機を使ったり、職人が手作業で壊す「手壊し解体」が中心になります。結果として工期が長引き、廃材を広い道まで手作業で運び出す「小運搬(こうんぱん)」という追加費用も発生します。

    さらに、都心部では交通量が多いため交通誘導員(ガードマン)の配置が必須です。この人件費も、郊外の現場に比べて見積もり金額を押し上げる要因です。

運営者 稲垣運営者 稲垣

中区の解体は、ただ壊せば良いというわけにはいきません。特に歴史のある建物の場合、所有者の方の想いだけでなく、地域全体の歴史的な価値も考えなければならない場面があります。私がこれまで見てきた優良な業者は、見積もりの際に「この柱は残せませんか」といったご相談に対し、技術的な観点から真摯に耳を傾けてくれます。そうした姿勢こそが、この地で信頼される業者の証だと思います。

被爆建物の保存と解体という歴史的制約

中区の解体工事は、ただ壊して新しくするだけではありません。被爆建物をどう保存していくかという、世界でも他に例のない歴史的な課題と向き合う必要があります。

広島市中区は、原子爆弾が投下された場所であり、今も区内には「被爆建物」として歴史を伝える建物が残っています。

これらの建物は平和の象徴として大切にされていますが、戦後80年近くが経ち、建物の老朽化が限界にきているという厳しい現実があります。原爆ドームのように「遺構」として保存されるものもあれば、所有者の維持費の負担や安全性の問題から、やむを得ず解体された例も過去にはありました。

だからこそ中区での解体工事は、ただ壊す技術力だけでは不十分です。歴史的建造物との共存を考え、時にはその一部を慎重に補修しながら解体するなど、歴史への深い理解が求められる特殊な場所なのです。

解体工事・空き家対策の補助金

広島市では、倒壊の危険がある空き家の解体、アスベスト(石綿)の除去、そして危険なブロック塀の撤去を対象とした、複数の補助金制度を用意しています。

中区内で利用できる広島市の主な補助金制度は以下の通りです(令和7年度情報)。

制度名補助金額・率対象・条件
広島市老朽危険空家等除却補助制度工事費の1/3(上限50万円)腐ったり壊れたりして倒れる危険性が高い戸建て住宅など。
民間建築物吹付けアスベスト除去等補助制度除去工事費の1/2(上限100万円)民間の建物で、飛散性の高い吹付けアスベストなどを除去する工事。※必ず工事の契約前に市との事前協議が必要です。
民間ブロック塀等撤去工事補助事業撤去費用の2/3(上限15万円)道路に面していて、高さが1m以上ある危険なブロック塀など。

これらの補助金は募集期間や件数が決まっており、予算がなくなると受付を終了してしまいます。利用を考えている方は、できるだけ早めに市の担当窓口へ相談することをおすすめします。

※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
広島市の公式サイトで詳細を見る

廃棄物処理と分別ルール

中区の現場から出る解体廃材は、主に安佐北区などの処理施設へ運ばれます。都心部の渋滞を抜ける必要があるため、運搬計画の良し悪しが費用に直接影響します。

解体現場から出るコンクリートガラや木くずといった産業廃棄物は、法律(建設リサイクル法)で定められた通り、現場できちんと分別しなければなりません。その後、許可を持つ専門の処理施設へ運ばれます。

主な処理施設は安佐北区や佐伯区の周辺に集中しています。交通量の多い都心部を抜けて廃材を運び出すため、どのルートをどの時間帯に通るかという運搬計画が、工事全体の費用と期間に大きく影響するのです。

言うまでもありませんが、廃材の不法投棄やマニフェスト(産業廃棄物管理票)の不適切な管理は、厳しい罰則の対象です。だからこそ、信頼できる処理業者としっかり連携している解体業者を選ぶことが、とても重要になります。

運営者 稲垣運営者 稲垣

広島市中区での解体工事は、デルタ地帯特有の地盤や狭い道といった物理的な課題だけでなく、被爆建物の保存という歴史的な背景への配慮も欠かせません。市の補助金をうまく活用しながら、こうした地域性を深く理解している専門業者を選ぶことが、納得のいく費用で工事を終えるための何よりの鍵です。

広島市中区の解体費用相場

建物構造 坪単価あたりの解体費用 価格幅
木造 29,300 27,900~30,700
鉄骨造 37,400 26,400~59,900
RC造 82,500 55,000~110,000
内装解体 18,900 16,800~20,900

※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。

優良な解体業者の選び方

解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。

当サイト独自の50の調査項目

掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。

調査項目(全50項目)を見る

企業経験・規模 (7)

1,000件以上の実績 500件以上の実績 創業30年以上 従業員30人以上 中間処理場保有 公共工事の経験 重機保有

対応工事 (10)

アスベストレベル1,2除去 ブロック塀 土木工事 リフォーム工事 新築工事 外構工事 火災 杭抜き工事 県外出張 樹木伐採

保有資格 (9)

建設業許可 解体工事業登録 産業廃棄物収集運搬業許可 産業廃棄物処分業許可 石綿作業主任者 建築物石綿含有建材調査者 解体工事施工技士 1級土木施工管理技士 1級建設機械施工管理技士

安全対策・リスク管理 (7)

工事賠償責任保険 違反歴なし 表彰・受賞 現場清掃 ISO認証 電子マニフェスト 地域貢献・ボランティア

顧客対応・サービス (17)

自社ホームページ 無料見積もり 不要品回収 不要品買取 不動産取引 補助金・助成金申請 土地活用 滅失登記 建設リサイクル届 近隣挨拶 翌営業日連絡 クレジットカード 解体ローン SNS 土対応 日祝対応 年中無休

※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。

広島市中区の解体業者一覧

広島市中区の解体業者、全2社をご紹介します。

株式会社TSKの公式サイトスクリーンショット

株式会社TSK

広島市中区
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

株式会社TSKは、広島市を拠点に30年以上にわたって解体工事を手掛けている会社です。長年の経験を活かし、特に近隣への配慮を重視した施工を行っています。解体工事では騒音や粉じんが避けられませんが、同社では着工前に必ず近隣への挨拶回りを行います。また、現場には防音・防塵シートによる養生を施し、作業中は水を撒くことで埃の飛散を抑えるなど具体的な対策を徹底しています。職人の喫煙マナーや挨拶といった指導も行っており、工事期間中の依頼主や近隣住民のストレスを軽減するための取り組みが見られます。

スッキリ解体の分析

解体工事で多くの人が不安に感じるのは、「近隣とのトラブル」と「予期せぬ追加費用」の2点です。TSKは、こうした不安に対して具体的な対策をホームページ上で明確に示している点が評価できます。例えば、同社は着工前の挨拶や散水による粉塵対策などに取り組んでいます。また、「追加費用が発生する場合は必ず事前に相談する」と明言しているため、後から高額な請求をされるリスクを避けたい方にとっては安心材料となります。

注目ポイント
  • 広島市に特化した地域密着型の対応
  • 30年以上の解体工事における業歴
  • 近隣への事前挨拶や養生の徹底
株式会社Re.RISEの公式サイトスクリーンショット

株式会社Re.RISE

広島市中区
公共工事実績あり
アスベスト調査資格者在籍
業者紹介

株式会社Re.RISEには、「2級建築士」と「2級建築施工管理技士」の国家資格を持つ担当者が在籍しています。そのため、解体後の新築や土地活用といった次の計画を深く理解した上で工事を進められます。後の工程が円滑に進むように建築の視点から計画を立ててくれるため、手戻りなどの無駄を減らすことにつながります。解体・造成・外構を一貫して任せられる点も特徴です。また、Zoomを使ったオンラインでの相談にも対応しています。

スッキリ解体の分析

解体業者に2級建築士がいるという点は業者選びの参考になります。通常、解体と建築は別の業者が担当するため、連携がうまくいかないと新築工事の際に余分な手間や費用が発生することもあります。その点、同社は建築の知識を活かして「次の工事がしやすい更地」を作ってくれます。例えば新しい建物の基礎や配管の位置を考慮して解体するなど、先を見越した作業が期待できます。全体の費用や工期を抑えたい場合、特に解体後の計画が決まっている方にとって相談しやすい業者です。

注目ポイント
  • 2級建築士による専門的な視点からの提案
  • 解体後の土地活用を考慮した計画的な工事
  • 解体・造成・外構工事までの一貫対応

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解体業者の選び方でよくある質問

「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?

「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。

建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。

しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。

解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?

それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。

同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。

例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。

また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。

このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。

もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?

いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。

廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。

不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。

  • 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
  • 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
  • 書面での契約を交わしていない場合

上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。

相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?

相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう

インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。

あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。

また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。

ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?

問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。

解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。

ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。

また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。

ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。

解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?

いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。

解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。

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