広島県広島市安佐北区の解体業者4社を比較|費用相場と地域の解体事情
広島市安佐北区で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
広島市安佐北区に所在する4社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「広島市安佐北区の解体費用相場」や「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「広島市安佐北区の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
広島市安佐北区の解体工事事情と地域特性
広島市安佐北区の概要
旧街道の街並み、大規模な住宅団地、そしてのどかな中山間地域という多様な顔を持っています。特に高度経済成長期に開発された団地では、建物と住民の高齢化が同時に進んでいるのが大きな特徴です。
広島市安佐北区は、市の最北部にあり、市全体の面積の約4割を占める広大な行政区です。旧可部町のような歴史的な宿場町の面影を残すエリア、高度経済成長期に山を切り拓いてつくられた高陽やあさひが丘といった大規模な住宅団地、そして農村風景が広がる中山間地域が混在し、場所によって全く違う顔を持っています。
人口は約13.8万人ですが、特に住宅団地では建物の老朽化と住民の高齢化が深刻な課題です。そのため、解体を前提とした空き家対策が急がれています。
地形・道路事情と解体費用の傾向
雛壇状に造成された急な傾斜地の住宅団地や、江戸時代の町割りが残る狭い道が多く、重機が入りにくいため解体費用は高くなる傾向にあります。
- 地形の特徴:「あさひが丘」に代表される大規模団地の多くは、山を切り拓いた雛壇状の土地で、それぞれの家に高低差があります。また、「可部東地区」周辺は土砂災害警戒区域に指定される急な傾斜地が多く、地質は広島特有のもろい「真砂土」が主体です。解体時には、斜面が崩れるリスクや土からの圧力に細心の注意が必要です。
- 道路事情:「可部2・3丁目」の旧街道周辺では、江戸時代の宿場町の区割りがそのまま残っており、道幅が2メートルもないような細い道が網の目のように広がっています。また、「白木町」などの農村部では、もともと農業用だった道を生活道路として使っている場所が多く、橋の重量制限などで大型トラックが入れない場所も点在しています。
- 費用への影響:こうした地形や道路事情から、重機や4tダンプが現場まで入れないケースが頻繁にあります。その場合、小型の2tトラックに積み替えたり、手作業で廃材を運び出したりする必要が出てきます。結果として工期が長引き、人件費や運搬費がかさむため、解体費用の総額は市内の平坦なエリアと比べて割高になりがちです。
運営者 稲垣安佐北区のような雛壇状の土地で特に注意してほしいのが、古い擁壁の安全性です。私がこれまで見てきた失敗例で多いのが、解体工事中に隣地の擁壁にヒビが入るなどのトラブルです。見積もりの段階で、擁壁の状態をしっかり確認し、安全対策について具体的に説明してくれる業者を選ぶことが、ご近所トラブルを防ぐための重要なポイントです。
大規模団地の老朽化と『家財放置』空き家問題
築50年を迎える「あさひが丘団地」などでは、住民の高齢化が進み、家財が残されたままの空き家が急増しています。そのため、解体前に高額な残置物処理費用が所有者の大きな負担になっています。
安佐北区の解体事情で特に象徴的なのが、高度経済成長期につくられた大規模住宅団地が抱える「老朽化」と「空き家」の問題です。特に1976年にできた「あさひが丘団地」では、入居時に30代だった世代が一斉に後期高齢者を迎え、「家を引き継ぐ人がいない」世帯が約6割に達しています。
世帯主が亡くなったり施設に入ったりして空き家になるものの、生活していた当時のまま家財道具が丸ごと残された家が、100棟以上あるとみられています。そのため、建物の解体工事を始める前に、数トンにもなる遺品や家具、家電を片付けなければなりません。
この作業には、通常の解体費とは別に30万円から80万円ほどの「残置物処理費用」がかかります。この費用負担が重く、相続人が対策を後回しにしてしまうことで、空き家の傷みがさらに進むという悪循環が生まれています。
解体工事・空き家対策の補助金
広島市が実施する老朽危険空家等除却補助制度を利用できますが、募集件数が年間10件程度と非常に少ないのが実情です。利用するには、年度の初めから早めに準備と相談を始めることが不可欠です。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| 広島市老朽危険空家等除却補助制度 | 以下のいずれか低い額(上限50万円) ・解体工事費の3分の1 ・国が定める標準的な解体費用 | ・市の基準で「危険」と判断された空き家(評点100点以上) ・道路に面しており、倒壊などで通行人に危険が及ぶ可能性が高いもの など |
令和7年度(2025年度)の申込受付は、2025年5月30日に終了しました。例年、募集件数が非常に限られているため、次年度の利用を考える場合は、年度が明ける4月頃から市の担当窓口(建築指導課)へ事前に相談を進めておくことを強くおすすめします。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
広島市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
2025年に区内の主要な埋立地が閉鎖され、遠くの処分場へ搬入先が変わりました。このため、廃材の運搬コストが解体費用を押し上げる大きな要因になっています。
安佐北区の解体工事では、2025年が廃棄物運搬コストの大きな転換点になりました。これまで区内の解体現場から出る不燃物やがれき類の多くを受け入れていた「玖谷埋立地」が、2025年3月28日をもって埋立を終えました。
同年4月1日からは、新たに佐伯区湯来町にできた「恵下埋立地」が主な搬入先になりました。安佐北区から恵下埋立地までは片道25km以上の長距離で、往復に2時間以上かかることも珍しくありません。
この運搬効率の悪化が、解体費用の総額を10%から20%ほど押し上げる直接的な原因になっています。業者を選ぶ際には、この長距離運搬に効率よく対応できる体制を持っているかが重要です。
運営者 稲垣広島市安佐北区での解体工事は、雛壇状の土地や旧街道の狭い道といった物理的な制約への対応はもちろん、特に大規模団地における『家財が放置された空き家』の片付け費用や、処分場変更による運搬コスト増といった、この地域ならではの課題を考えた資金計画と業者選びが成功の鍵です。
広島市安佐北区の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 34,000円 | 21,300~44,500円 |
| 鉄骨造 | 37,400円 | 26,400~59,900円 |
| RC造 | 82,500円 | 55,000~110,000円 |
| 内装解体 | 31,200円 | 16,800~59,100円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
広島市安佐北区の解体業者一覧
広島市安佐北区の解体業者、全4社をご紹介します。
株式会社倉岡組
株式会社倉岡組は、広島市安佐北区に拠点を置く総合解体業者です。木造家屋・工場・プラント施設など幅広い建造物の解体に対応しています。同社の特徴は、問い合わせから施工完了まで一貫して自社で対応する「完全自社施工」の体制です。外部の業者を介さないため責任の所在が明確になり、社員への教育も行き届きやすい環境です。また、中間マージンが発生しないため費用を抑えた工事が期待できます。解体後のサポートが充実している点も強みです。工事完了後の土地活用やリフォーム、外構工事、さらには補助金や助成金の相談まで幅広い分野で相談に応じています。
- 中間マージンを省いた自社一貫施工
- 解体後の土地活用や各種手続きの相談
- リサイクル業者との連携による環境配慮
有限会社ダイイチ企業
有限会社ダイイチ企業は前身である「権軒商店」の創業から数えると、60年以上にわたり広島市で事業を続けている会社です。解体工事と建設系の産業廃棄物処理を主な事業としており、一つの窓口で両方を依頼できます。同社の特徴は、環境配慮と法令遵守への取り組みが公的に認められている点です。環境マネジメントの国際規格である「ISO14001」のほか、法令遵守や経営の透明性などが評価される広島市の「優良産廃処理業者認定」も取得しています。
解体工事を依頼するとき、解体後の廃棄物がどのように処理されるかまで確認する方は少ないかもしれません。その点、ダイイチ企業のように産業廃棄物処理を専門とする会社が解体工事まで手掛けていると、一貫して任せられる安心感があります。特に自治体から「優良産廃処理業者」として認定されている点は、信頼性を判断する上で分かりやすい基準になります。この認定は廃棄物処理法を遵守していることはもちろん、財務状況の安定性など厳しい基準をクリアした業者にしか与えられません。長年の実績に加え、こうした客観的な評価があることは安心して依頼先を選ぶための重要な参考情報となります。
- 前身を含め60年以上の事業実績
- 解体・産廃処理・リサイクルまで自社で完結
- ISO14001認証・広島市優良産廃処理業者認定を取得
株式会社クラフト
株式会社クラフトは、2016年に広島県で創業した解体業者です。創業から比較的日が浅いものの、2023年に帝国データバンクが発表した広島県の解体業者売上ランキングでは150社中13位に位置しています。年間工事件数は800件を超えており、多くの実績を積み重ねていることがうかがえます。同社の特徴は解体から廃棄物処理までを一貫して自社で完結できる点です。リサイクル施設を保有しており、解体工事で発生した廃棄物の分別からリサイクルまで責任を持って対応する体制が整っています。
創業から10年未満で県内の売上ランキング上位に入っている点は注目すべきポイントです。これは、短期間で多くの顧客から信頼を得て実績を伸ばしてきたことを示しています。会社の経営が安定していると考えられるため、万が一のトラブル対応などにおいても安心感があります。また、自社でリサイクル施設を持っている点も強みです。解体工事で出た廃棄物の処理を他社に委託しないため余計な中間マージンが発生しにくく、コストを抑えられる可能性があります。廃棄物が最終的にどこでどのように処理されるのかが明確なため、不法投棄などの心配も少ないでしょう。
- 帝国データバンク調査で広島県内売上13位(2023年)
- 年間800件を超える施工実績
- 自社リサイクル施設による解体から廃棄物処理までの一貫体制
株式会社成吉興産
株式会社成吉興産は営業中の商業施設や稼働中の病院など、事業を継続する必要がある現場での解体・改修工事を数多く手掛けています。同社の特徴は、特殊な集塵システムを用いて作業区画の気圧を外部より低く保つ「負圧」の技術です。これにより空気の流れを常に内向きに制御し、粉じんが外部に漏れるのを防ぎます。この技術があるため、利用者がいる施設内での工事も安心して依頼できます。また、大手ゼネコンから求められる厳しい基準に対応するため電子マニフェストなどの管理システムも導入しており、コンプライアンスを重視する大規模なプロジェクトにも対応できる体制が整っています。
内装解体で「負圧にする」という方法は、技術力を判断する上で参考になります。これは、作業場所をシートで囲うだけでなく内部の気圧を外よりわずかに下げる技術です。そうすることで、もし隙間があっても空気は外から中へ流れるだけになり、粉じんが外へ漏れ出すことを防ぎます。特に、精密機器がある工場や衛生管理が重要な病院・食品を扱う店舗などでの工事を検討している場合、ここまで徹底した配慮ができる業者であれば安心して任せられます。
- 営業中の商業施設や病院など事業を継続しながらの施工実績
- 粉塵の飛散を抑制する負圧養生技術
- 大手ゼネコンの基準にも対応可能な電子マニフェスト等の管理体制
広島市安佐北区の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
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それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
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いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体
【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。
解体工事は、その後の土地をどうするかまで含めて一つの計画と考えることが大切です。例えば解体後に土地を売却したり、新しく家を建てたりする場合、通常は解体業者とは別に不動産業者や建築会社を探す必要があります。その点、倉岡組のように解体後の土地活用・リフォーム・不動産相談を窓口一つで対応してくれる業者は、依頼主にとって心強い存在です。複数の業者と個別にやり取りする手間が省け、計画全体をスムーズに進めやすくなります。解体後の具体的なプランが決まっていない方でも様々な可能性を相談しながら進められるのは利点と言えます。