広島県廿日市市の解体業者2社を比較|費用相場と地域の解体事情
廿日市市で信頼できる解体業者をお探しの方へ。
廿日市市に所在する2社を、50の独自項目(対応工事・保有資格・安全対策など)で徹底調査しました。いざ業者を探し始めても、「高額な費用を請求されないか…」「近隣トラブルなく工事を終えたい」「悪徳業者に騙されたくない」など、業者選びの不安は尽きませんよね。
そこで本記事では、おすすめ業者の紹介に加え、 「廿日市市の解体費用相場」や「地域の解体事情・補助金情報」 についても詳しく解説しています。
下の「廿日市市の解体業者一覧」で業者を比較できます。一覧は「木造」「鉄骨造」といった工事内容での絞り込みも可能です。あなたにぴったりの、安心して任せられる一社をここで見つけてください。
この記事の案内人・編集長
稲垣 瑞稀
廿日市市の解体工事事情と地域特性
廿日市市の概要
廿日市市は、広島市のベッドタウン、世界遺産・宮島を抱える国際観光都市、そして「木材のまち」という多様な顔を持っています。
広島県西部に位置する廿日市市は、人口約11万5,890人、世帯数5万3,500世帯(2025年時点)の市です。2000年代の市町村合併によって、瀬戸内海の沿岸部から中国山地の奥深くまで広大な市域を持つことになりました。
このため「海・街・山」の多様な地理的特徴を併せ持つのが特徴です。広島市中心部へのアクセスの良さからベッドタウンとして発展する一方で、世界遺産・厳島神社のある宮島を有しており、国内外から多くの観光客が訪れる国際観光都市としての側面も持っています。
地形・道路事情と解体費用の傾向
丘陵地の傾斜、旧市街地の狭い道、山間部の積雪など、エリアごとに解体費用を大きく押し上げる要因がはっきりと異なります。
廿日市市はエリアによって地形や町並みが大きく異なり、それが解体工事の難易度と費用に直接影響します。高度経済成長期に開発された丘陵部の住宅団地では、急な斜面に建てられた家が多く見られます。一方で、江戸時代からの町割りが残る旧市街地では、重機の進入が難しい現場が数多くあります。
- 地形の特徴:四季が丘や宮園といった丘陵部の住宅団地は、斜面に宅地が造成されているため、擁壁や高基礎の物件が一般的です。土砂災害警戒区域に隣接する場所も多く、解体時の振動には細心の注意が必要です。また、北部の吉和地域は県内有数の豪雪地帯で、冬期(12月〜3月)の工事は積雪の影響を大きく受けます。
- 道路事情:廿日市地区や地御前地区など、旧西国街道沿いの歴史的な市街地には、宿場町だった頃の名残で、幅員2〜3mの重機が入れない狭い道が網の目状に広がっています。
- 費用への影響:傾斜地では重機をクレーンで吊り上げる費用が、狭い道の現場では重機が使えないことによる「手壊し」や、小型車での廃材の小運搬作業が発生します。このため、人件費や運搬費が平坦な地域の1.5倍から2倍に高くなる傾向があります。吉和地域での冬期工事には、除雪費用などの「冬期補正費用」が加算されることもあります。
運営者 稲垣私がこれまでに見てきた廿日市市の見積もりで特に注意が必要だと感じるのが、丘陵地の造成団地です。古い擁壁の安全性や、斜面での重機作業に関する追加費用が、見積書にきちんと明記されているかを確認してください。この部分の説明が曖昧な業者は、後から追加請求のトラブルになることが多いんです。
世界遺産・宮島における解体工事の特殊な制約
宮島での解体は、廃材の海上輸送が必須なうえ、景観条例や文化財保護法による二重の規制があるため、本土とは比較にならない費用と手続きが求められます。
世界遺産である宮島(厳島)での解体工事は、廿日市市内で特に難易度が高い工事です。島内には産業廃棄物の最終処分場がないため、解体で発生した廃材はすべてフェリーを使った海上輸送で本土へ運ばなければなりません。
フェリーには車両の大きさや重量に制限があり、大型ダンプは使えないため運搬効率が大きく下がります。これに加えて作業員の移動経費なども重なるため、解体単価は県内平均の3倍以上に達することもあります。
さらに、費用面だけでなく法的な制約も厳格です。島全域が「廿日市市景観計画」の対象で、解体後の更地のフェンスの色まで、伝統的な景観を損なわないよう指導が入るケースもあります。
また、多くが埋蔵文化財包蔵地に指定されているため、基礎を撤去する際には文化財保護法に基づく「発掘届」の提出が義務付けられています。万が一、遺構が発見された場合は工事が長期間中断するリスクもあります。これらの複数の制約に対応するには、海上物流や文化財保護に詳しい、専門性の高い業者を選ぶことが重要です。
解体工事・空き家対策の補助金
廿日市市では、倒壊の危険がある空き家の解体や中山間地域の定住促進など、目的に合わせた複数の補助金制度が用意されています。
廿日市市では、市民が利用できる解体関連の補助金制度が複数あります。ただし、それぞれに細かい条件があり、予算の上限に達し次第、受付が終わってしまうため、事前の確認が欠かせません。
| 制度名 | 補助金額・率 | 対象・条件 |
|---|---|---|
| 老朽危険空き家除却支援事業 | 最大30万円(対象経費の1/3) | 市の事前調査で「危険」と判定された空き家。市内の施工業者が工事を行うこと。 |
| 空き家活用支援補助金(家財整理) | 最大20万円(補助率1/2) | 空き家バンクに登録された物件で、市街化区域外にあること。 |
| ブロック塀等除却事業 | 除却:最大15万円 / 建替:最大30万円 | 通学路などに面しており、倒壊の危険性があると診断されたブロック塀など。 |
| 佐伯・吉和地域定住促進補助金 | 地域により異なる | 中山間地域への移住に伴う住宅の改修や解体などを支援する制度。 |
特に「老朽危険空き家除却支援事業」は、単に古いというだけでは利用できず、市の職員による事前調査で「危険」と判定される必要があります。2026年度(令和8年度)の利用を考える場合は、新年度が始まる4月早々に市役所の担当課へ相談を始めることをおすすめします。
※制度の最新情報や申請様式は、必ず自治体の公式サイトをご確認ください。
廿日市市の公式サイトで詳細を見る
廃棄物処理と分別ルール
市内の沿岸部にリサイクル施設が集まっていますが、山間部からの運搬は費用増につながり、特に宮島からの搬出には厳しい分別ルールが求められます。
廿日市市では、解体前に出る家財道具などは「はつかいちエネルギークリーンセンター」へ、解体工事で出るコンクリート殻や木くずといった産業廃棄物は、木材港南にある「リサイクルセンター第2工場」などの民間施設へ搬入するのが一般的です。
沿岸部は施設へのアクセスが良い一方で、佐伯や吉和といった山間部の現場からは運搬距離が長くなるため、輸送コストが割高になる傾向があります。特に、宮島から出る廃棄物は、島内の環境保護の観点から、本土へ搬出する前に現場で徹底した分別が強く求められます。分別が不十分だと受け入れを断られるケースもあります。
運営者 稲垣廿日市市での解体工事は、特に世界遺産・宮島における海上輸送や法規制といった特殊な条件への理解が欠かせません。また、丘陵地の傾斜や旧市街地の狭い道など、エリアごとの課題に対応できる業者を選び、市の補助金制度をうまく活用することが、費用を抑える鍵です。
廿日市市の解体費用相場
| 建物構造 | 坪単価あたりの解体費用 | 価格幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 39,700円 | 39,700~39,700円 |
| 鉄骨造 | 37,400円 | 26,400~59,900円 |
| RC造 | 82,500円 | 55,000~110,000円 |
| 内装解体 | 31,200円 | 16,800~59,100円 |
※費用相場データは、一般社団法人あんしん解体業者認定協会の提供データをもとに、スッキリ解体が独自に分析・算出したものです。
優良な解体業者の選び方
解体業者を選ぶ際は、価格だけでなく「建設業許可の有無」「過去の行政処分歴」「工事賠償責任保険の加入」など、多角的なチェックが必要です。以下の記事では、優良業者を見極めるための18のチェックポイントを専門家が詳しく解説しています。契約前にぜひご一読ください。
当サイト独自の50の調査項目
掲載業者は、口コミや広告といった曖昧な情報ではなく客観的な事実情報を掲載しています。
企業経験・規模 (7)
対応工事 (10)
保有資格 (9)
安全対策・リスク管理 (7)
顧客対応・サービス (17)
※項目にカーソルを合わせると詳細な説明が表示されます。
廿日市市の解体業者一覧
廿日市市の解体業者、全2社をご紹介します。
株式会社シンテツ
株式会社シンテツは、解体から産業廃棄物の中間処理までを自社で一貫して行っています。廿日市市に自社の「リサイクルセンター」を持ち、廃棄物がどのように処理されるかを最後まで自社で管理できる点が特徴です。そのため依頼主は不法投棄などの心配が少なく、法令に則った工事を安心して任せられます。また、従業員は117名(2024年5月現在)、アスベスト除去に必要な石綿作業主任者も15名在籍しています。こうした人員体制により、学校施設や「若草ホテル解体工事」のような大規模で複雑な現場に対応してきた実績があります。
- 解体から中間処理までを自社リサイクルセンターで完結
- 従業員117名と多数の有資格者による大規模工事への対応力
- 継続的な公共事業の受注実績
有限会社西川産業
有限会社西川産業は、1994年に設立された解体業者です。業務内容を家屋や個人邸の工事に絞っている点が特徴です。長年住み続けた家を取り壊す際には、依頼主が様々な思いを抱えることも少なくありません。同社はそうした状況を理解し、依頼主との対話を大切にしながら工事を進める方針を採っています。代表の西川氏が掲げる「常に作業は丁寧に」という信条は、家屋本体だけでなく庭の物置といった付帯物の解体においても一貫しています。工事中の安心感や納得感を重視したい人にとって相談先の候補となる会社です。
自分の家を解体するとき、多くの人は「寂しい」「名残惜しい」といった複雑な気持ちを抱えるものです。解体業者の多くは技術力や価格を強みとしますが、西川産業は依頼主の心情に丁寧に向き合うことを大切にしています。業務を個人邸専門としているため、1件1件の事情に合わせた対応が可能です。ただ建物を壊す作業としてではなく、依頼主が気持ちの整理をつけるための大切な期間として工事を捉えている点が他の業者との違いと言えます。技術や価格はもちろん重要ですが、「この人たちになら安心して任せられる」という信頼感を重視して業者を選びたい方にとって、同社の姿勢は一つの判断基準になります。
- 依頼主の心情に配慮した丁寧な対応
- 家屋や個人邸の解体工事に特化
- 1994年の設立以来、地域に根差した事業展開
廿日市市の解体業者が見つかりませんでした。
解体業者の選び方でよくある質問
- 「建設業許可」と「解体工事業登録」を持つ業者、どちらに依頼すべき?
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「建設業許可」と「解体工事業登録」の差を判断基準にすることはおすすめしません。
建設業許可は取得要件に「建設業の管理責任者として5年以上の経営経験」や「500万円以上の自己資本または資金調達力があること」などが定められているため、企業として一定の信頼感が担保されていると言えます。
しかし解体工事業登録のみを行ってる業者が信頼に欠けるわけではありません。建設業許可の取得に向けて違反や事故を起こさないようコンプライアンス意識を高く持っている業者も数多く存在します。
- 解体業者によって見積金額に差が生まれるのはどうしてですか?
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それぞれの解体業者には得意分野・苦手分野があるからです。
同じ現場を見積もったとしても、解体業者ごとに見積金額に差が出るのが普通です。これは、「解体工事の経験」「重機などのリソース」「資格保有者」「職人の技術」などが解体業者によって異なるためです。
例えば過去に火災現場の解体を多く手掛けている業者は、火災現場が初めての業者よりも手順や流れを熟知しているため、工事をスムーズに進められます。複雑な案件であればあるほど、業者の経験値が工期に影響します。
また、重機を自社で数多く保有していればリース代(借りる費用)がかかりませんし、アスベストの調査・除去に対応できる資格を保有していれば外注の費用がかかりません。
このような要素によって解体業者には得意分野・苦手分野が存在するため、ご自身の解体現場に適した業者に依頼するようにしましょう。
- もし解体業者が不法投棄をしても、依頼した側は責任に問われませんか?
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いいえ。工事の依頼主も責任に問われることがあります。
廃棄物がどのように処分されたか責任を負うのは「廃棄物の排出事業者」です。廃棄物処理法では解体業者ではなく工事の発注者(依頼者であるあなた自身)が排出事業者であると定められています。
不法投棄が行われた際、排出事業者に監督責任上の過失があると認められる場合は責任を問われる可能性があります。
- 相場より著しく安い価格と分かりながら契約した場合
- 許可・登録のない業者と知りながら依頼した場合
- 書面での契約を交わしていない場合
上記のような場合は依頼主の過失とみなされる恐れがあるため、解体業者の体制や見積書の内容は事前に確認しておきましょう。
- 相場よりも見積書の金額が高い場合はどうすれば良いですか?
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相見積もりをして、「あなたの解体現場の適正価格」を見極めましょう
インターネット検索などで得られる「一般的な解体費用相場」は、参考にはなりますが絶対的なものではありません。例えば「アスベストの量が多い」「敷地の周囲が狭く重機が通れない」「残置物(不用品)の量が多い」など、個別の事情によって費用は高額になってしまいます。
あなたの解体現場の適正価格を見極めるには、複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。その中で著しく高額な業者、著しく安価な業者は依頼を避けるのが無難です。
また、どのような条件下で費用が高くなるのかを事前に調べておくことで、それが正当な金額なのかを判断しやすくなります。
スッキリ解体
【完全版】解体費用が高額になる4つのケース 解体工事って、そもそも何から始めればいいの?費用はいくらかかる? 一般的な家を解体する場合、費用相場は90万円〜420万円です。ただし、現場の条件によって金額は大きく… - ホームページを持っていない業者に依頼をしてはダメですか?
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問題ありません。ただし、業者の実態は確認しておきましょう。
解体業界ではインターネットでの情報発信を行わない事業者も多く、優良な解体業者でもホームページを持っていないことがあります。
ホームページを公開していない業者でも、実際に連絡・やり取りをした際に施工実績や得意な工事、料金体系など、気になる点が確認できれば問題ありません。
また、「普段から付き合いがある」「信頼できる人から紹介してもらった」など、業者の実態が確認できているケースであれば、ホームページの有無を気にする必要はありません。
ただし、世の中には「ペーパーカンパニー」と呼ばれる"名前だけが存在し実態を持たない会社"も存在するため、全く知らない業者に依頼をする際には十分注意しましょう。
- 解体現場と同じ市区町村の解体業者に依頼するのが普通ですか?
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いいえ。他の市区町村や都道府県の解体業者への依頼も検討してみましょう。
解体業者は本社の所在地だけでなく、複数の市区町村・都道府県に出張できることがほとんどです。相見積もりの結果に納得いかない場合は、他の地域も含めて相見積もりを行うことで、より良い条件での契約を目指しましょう。
多くの解体業者は、廃棄物の処理を外部の業者に委託しています。それに対してシンテツは、自社で中間処理を行う施設を保有している点が特徴です。解体工事で発生した廃棄物は法律上、依頼主にも最終的な処理責任が伴います。同社のように解体から中間処理までを1社で管理する体制であれば、廃棄物の流れが明確になります。万が一の不法投棄などに巻き込まれるリスクを避けたいと考える方にとって、安心して依頼しやすい業者の一つです。